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金乗院 (豊島区)[こんじょういん]
金乗院(こんじょういん)は、東京都豊島区高田にある真言宗豊山派の寺院である。〔 当寺院の寺号は慈眼寺であるが、通常は金乗院と呼ばれている。また同じ豊島区内(豊島区巣鴨)にもう一つ慈眼寺(正寿山慈眼寺)がある。こちらは日蓮宗の寺院で谷崎潤一郎や芥川龍之介といった文豪たちの墓があることで知られている。この寺院は1912年に深川から巣鴨に移転してきた。金乗院とは無関係。〕山号は神霊山。江戸三大不動・江戸五色不動のひとつ、目白不動尊を祀っていることで知られている。 == 歴史 == 当寺院は、開基である僧・永順が本尊である聖観音菩薩を勧進して観音堂を作ったのが始まりであるとされている。永順は1594年(文禄3年)に没しているのでそれ以前の天正年間の頃(1573年(天正元年)- 1592年(文禄元年))の創建ではないかと推定されている。当初は中野にある宝仙寺の末寺で蓮花山金乗院と称したが、後に護国寺の末寺になり神霊山金乗院となった。江戸時代までは近隣の木之花開耶姫社の別当なども務めていたが、第二次世界大戦による戦災で本堂や徳川光圀の手によるものとされる木此花咲耶姫の額などが焼失。現在の本堂は1971年(昭和46年)に再建されたものである。また目白不動尊は、元々は当寺院のものではなく、1キロほど離れた関口駒井町(現在の文京区関口)にあった新長谷寺という寺院にあったものであった。(次節を参照)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金乗院 (豊島区)」の詳細全文を読む
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